5月12日(木)
~だって力持ちだから。だって小さい子には優しくするんだよ。~
さくら組のA君が教師と一緒に思い出の森でクマザサの枝を持って遊んでいると、れんげ組のお友達もクマザサが欲しくなり、自分で抜こうと引っ張っていました。しかし、硬くてなかなか抜けません。困った顔をしている様子を見たA君。
「ちょっとこれ持ってて」と、自分のクマザサをお友達に預け、れんげ組のお友達のクマザサを抜いてあげていました。
「ありがとう」とお礼を言われ、「嬉しそうだね、優しいね」と声を掛けると、「だって力持ちやもん」と照れていました。
「取って」と頼まれたわけでもなく、困っている様子を見て気付く姿は、さすが年長児だなと感心しました。
自分が小さいときにしてもらって嬉しかったことの表れかも知れませんね。
また別の日、濡れた靴下が遠くに落ちていたのに気付かず、着替えをしていたたんぽぽ組のお友達に、
「はいこれ。ここに置いとくよ?」
と声を掛け、しばらく座って見届けていましたBちゃん。
「なんで靴下届けてあげたの?」と聞いてみると、「だって小さい子には優しくしてあげないとダメでしょ。」と、大きい組のお姉さんらしい発言でした。
歓迎会当日にプレゼントを渡せなかったCちゃん、Dちゃんも、
「先生、ひまわり組のお友達のところへ行こう。」と誘ってくれ、プレゼントを渡すことができました。
他人を思いやる気持ちが育っている事がとても嬉しく感じました。これからもその気持ちを大切に育んでいきたいと思います。