5歳児 いちょう組

いちょう組(5歳児)今週の一場面

一番がよかった…。

いちょう対さくらでリレー対決をするようになり、1位2位がさくら組、3位4位がいちょう組という結果が続くと、悔しくて気持ちが沈む子や涙が出る子が出てきました。涙が出ている子を囲んで、「どうしたの?」と聞くと「一番がよかった…。」と悔しくて悲しんでいました。

みんなで集まり話し合うと、「みんなで練習する!」「早く走る!」「まっすぐ走る!」など、それぞれの考えを出してくれました。そこで、さくら組には内緒で遊戯室に集まり、チームを決めて走りました。途中でスキップをしてしまう子やニヤニヤして歩いている子がいると、「早く走ってよ!」と頑張りたい子が注意する姿がありました。その後集まって話をすると、スキップや歩いてしまった子もエンドレスリレーの時とは違う、みんな頑張りたいという気持ちに気付いてくれたようで、その後からは一生懸命走ったり、友達を応援したりする姿を見せていました。

みんなで頑張ると楽しいようで、5回と決めていたのが、6,7,8回と増えていきました。さくら組に勝てるかはわかりませんが、勝ちたい気持ちで力を合わせて頑張っている姿がとても素敵でした。困ったときにもどうしたらいいかな?とみんなで一緒に話し合い、相手の話を聞こうとする姿も増えてきておりクラスの成長を感じました。

 

保育室ではどんぐりを使ってやじろべぇを作りました。ゆらゆらするけど落ちない様子が面白くて何秒落ちないかを数え始めると30秒経っても落ちずに数えるのを諦めたり、カップに乗せてちょんと押すとくるくる回っている様子を楽しんだり、自分たちで遊び方を見つけていました。初めての物でも、触っていく中で不思議さを楽しみ、自分たちで新しい遊び方を発見していく姿があり、遊び名人な子達だと嬉しくなりました。

蜘蛛の巣くぐりの術では鈴の音が鳴ると、周りの子が手裏剣を「しゅしゅしゅっ!!」と投げる真似をすると大盛り上がりで、「もう一回やる!」と繰り返し挑戦できました。自分の体をイメージ通りに動かして、当たらないようにゆっくり通り、手裏剣も投げられないことを喜んでいました。