こんなのを作りたい!この色にしたい!
テクノランドで、電車に乗せてもらえてうれしかった経験から、“乗れる電車”を作ることになりました。
「ミュースカイがいい!」「名鉄がいいな。」
図鑑で見たり、IPadを見たりしながら、自分だけのオリジナル電車を作りました。
“こんなのにしたいな”、“こんな色にしたいな”という思いが、少しずつ出始め、言葉で教師に伝える姿もありました。遊びの中に子どもの思いが込められているからこそ、どんどん遊びが面白くなっていくのですね。
切りやすい、セロハンテープや養生テープを使ったり、好きな色のガムテープを使ったりと子どもたちなりに考えているようです。
ガムテープを縦に貼ったり、横向きにしてみたりと、貼る向きも考えている子もいました。
電車に乗ってみると、「連結したい!」という思いも出始めました。
“友達も一緒だと楽しい”という思いの表れですね。
オリジナルの電車だからこそ、「(友達は)乗ったらダメ。」という思いもあり、喧嘩になることも、、、。
先生と一緒に、「乗りたいの。」と思いを伝えたり、教師が「素敵な電車だから、乗りたかったのかな。」と思いを代弁したりしました。
次第に、「乗ってもいいよ。」と、自分の電車を貸してあげる姿も見られるようになりました。
“大事だから貸したくない”
“素敵だから貸してほしい”
“大事だけど貸してあげる”
“貸してもらえて嬉しい”
もどかしい気持ちも、嬉しい気持ちも、全部大切な気持ちだと思っています。教師が、「貸してあげたら?」「順番にしたら?」と一方的に決めるのではなく、子どもの思いが十分に話せる機会を大切にしています。
思いが伝わらない葛藤も、思いが伝わった嬉しさもあるからこそ、みんで連結して乗れる電車は、より楽しい遊びになるのですね。
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