先週、3年生の社会の授業で全ての学級が模擬裁判をしました。裁判官、書記官、弁護人、検察官、被告人、証人を演じる生徒、傍聴席の生徒に分かれての授業です。演者は小道具を準備し、堂々とした名演技でした。傍聴席の生徒は、それぞれの供述を逃すまいと証言に耳を傾け、熱心にメモをとっていました。
今週月曜日、傍聴席でとったメモをもとに「被告人が有罪か無罪なのか」の評議を行いました。一人一人の考えをもとにグループで協議し、全体交流の後、一人一人が最終判断をしました。結果は学級によって違うものになりました。
この授業では、校区にお住いの武藤弁護士さんに指導・助言をいただきました。グループ交流の前には証拠が十分なのか、不十分なのかに着目すること等をお話しいただき、授業の終わりには、生徒の発表に対する評価などをいただきました。
裁判だけでなく、日頃の話し合いでも色々な見方をすることが大切であるということをご指導いただきました。社会の授業が、日常の考え方につながっていくのではないでようか。
生徒たちの念入りな準備、前向きに授業に向かう姿、専門家である武藤弁護士さんのお話により、いつも以上に充実した社会の授業になりました。