5歳児たいよう組

今週の1場面 たいよう組(5歳児)

7月2日(金)

 大きくて割れないシャボン玉を作りたいと思い、これまでの実験の中でよく飛んだ材料を使ってシャボン液を作ってみましたが思うような大きさになりませんでした。

 そこで子供たちが思いついた方法は、『作り方が分かる人に聞いてみる』ということでした。いろいろと考える中で最適な人を見つけました。それは科学館の先生です。早速、岐阜市科学館のサイエンスショーをしている先生に連絡を取り、オンラインで大きくて割れないシャボン玉液の作り方について教えてもらいました。

 4つの材料と入れる順番、そして混ぜ方などを教えてもらって作ってみました。入れる順番や混ぜ方の違いによって、いつも子供たちが作っているシャボン液との違いに気付きました。それは、全く泡立っていないのです。それを知った子供たちは、筆を使ってゆっくりと混ぜていました。「教えてもらった通りのシャボン液ができた!絶対に飛ぶよ!」自信満々です。

 「本当だ!大きいシャボン玉ができた!」「科学館の先生のおかげだね。すごいね。」

 自分たちで考える過程も楽しんでいましたが、なかなか思うような物ができなかったからこそ、科学館の先生のすごさを実感したようです。いきなり聞いていてはこのような感動は味わえなかったと思います。自分で作る大きなシャボン玉から、友達と作るもっと大きなシャボン玉へと子供たちのシャボン玉への関心は深まるばかりです。自分で考えたり調べたりすること、身近な人に相談してみること、そして、プロフェッショナルな人に教えてもらうこと…。子供たちの知的好奇心は子供を取り巻く環境によって高まっていくのですね。