5歳児たいよう組

今週の1場面 たいよう組(5歳児)

12月9日(木)

 光と遊ぼうプロジェクト第2弾!!先週、岐阜市科学館の河村泰代先生にオンラインで披露した、年長児による『光サイエンスショー』その中で河村先生から、「幼稚園で私が光サイエンスショーをします!」と嬉しいお知らせをいただきました。子どもたちは大喜び!!「僕たちよりもすごいものを見せてくれるよね。科学館の先生なんだから当たり前だよ。」と話題は尽きず、この日をずっと楽しみにしていました。

 河村先生は年長児がオンライン光サイエンスショーで披露した発見や気付きを取り入れたショーを考えてくださいました。だから、子どもたちも光の色が混ざるにつれて白くなっていくことを、「知っている!知っている!」と得意気な様子で見る場面もありました。しかし、子どもたちが知っていることばかりではありません。

 「光はどうやって進むでしょう?」というクイズが出され、“ヘビのようににょろにょろ?雷のようにギザギザ?ボールのように真っすぐ?”子どもたちの予想はバラバラです。でも、光の軌道は見えません。しかし、煙に当てると…。

 光が見えました!光は真っすぐ進んでいたのです。見えなかったものが見えることに驚きと感動の拍手と歓声が上がりました。「すごーい!」「なんで見えるのだろう…」不思議の気持ちが湧いていました。

 次のショーでは、水槽に透明の消臭ビーズがたくさん入っていました。そこに水を注ぐと…。

 後ろに書かれている亀の絵が表れたのです!先ほどまではビーズしか見えなかったのになぜ見えるようになったのか、子どもたちは益々不思議の世界に入り込んでいきました。マジックショーを見ている感じでした。

 「この穴を覗いて、天井を見てごらん。」穴の開いた紙を渡された子どもたちが穴から天井を覗くと、「虹が見えた!!」「何個も見える!」「きれい。」虹を見つける楽しさを知っている子どもたちは夢中に穴を覗き込んでいました。

 一緒にショーを見ていた年少児・年中児にも紙を渡して楽しさの共有をしていました。「どう?きれい虹が見えるでしょ?」

 最後に、「河村先生が来てくれるんならプレゼントを渡したいね。」と子どもからの提案があり、牛乳パックやセロハンを使ったランタンを作りました。光で遊んできた子どもたちならではのプレゼントです。サプライズでプレゼントを渡すと、河村先生は喜んでいただきました。「科学館に飾ってください!」と子どもたちからのお願いに、科学館の館長さんから、「飾る場所を考えるので、科学館に遊びに来てください!」とお話しくださいました。「もちろん遊びに行きます!」と言っていましたよ。

 光サイエンスショーが終わってから早速同じようにやってみました。実際に水を入れた円柱の容器の後ろに矢印を置くと、反対に見えるのです。「本当に反対に見える!家でもやってみよう。」新たな刺激になったようです。

 7月のシャボンズに続き、光と遊ぼうプロジェクトでも岐阜市科学館の河村先生と交流する機会をいただけたことで、子どもたちの興味関心の広がりと共に人とのつながりの温かさや心地よさを感じることができたと思います。河村先生に会えることやサイエンスショーを楽しみすること、そしてプレゼントを渡したいという気持ちから子供たちの心の育ちを感じました。

 ご協力いただきました岐阜市科学館の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。