3歳児こあら組

今週の1場面 こあら組(3歳児)

6月10日(金)

Aさんが園に持ってきてくれたキアゲハが7日に羽化しました。

パセリを食べて大きくなった幼虫が、さなぎになり、蝶になり・・・。

驚きと感動です。

蝶の羽のきれいな模様に、見入っていました。

蝶を見て、Bさんが、「外に行きたいって言ってる。逃がしてあげようよ。」と言いました。

Aさんも、周りの子も、「そうだね。」「いいよ。」となり、園庭に出て蝶を虫かごから出すことになりました。

教師が、「キアゲハは、どんなところが好きかな?」「どこだと、喜ぶかな?」と投げかけてみると、「お花のところ!」「お花の蜜がご飯だよ。」とのこと。

「幼稚園の中で、お花がいっぱいのところはどこかな?」と話しながら、子どもたちとキアゲハを放す場所を探していると、「ここにあるよ!」「ここにもお花が咲いている!」と、パンジーのプランターを次々に見つけていく子どもたち。

いつの間にか、“お花をいっぱい集めよう!”“キアゲハが喜ぶように、お花畑を作ろう!”という雰囲気に。

「ちょうちょうさーん、今、お花持ってくるからね。待っててね。」

「みんなー、こっちにもお花あったよー!」「手伝って―!」

重たいプランターも、「よいしょ、よいしょ!」と、友達や教師と力を合わせて運びます。

キアゲハがプランターの間で落ちないように・・・という子どもたちの優しい心遣いから、「(プランターを)真っ直ぐに並べようよ。」「ここ(プランター同士の隙間)をくっつけよう!」と考えて動こうとする姿が見られました♡

「よし出来た!」「ちょうちょうさんを出してあげよう!」

なつめ組さんも、見に来てくれました。

「ちょうちょうさん、バイバーイ!」キアゲハは、力強く飛び立っていきました。

その後、ほやほやの抜け殻も触って、見ることができました。「中がドロッとしているね~。」

 

9日には、Cさんの家のミカンの木からきたアゲハが誕生しました。

7日の経験を覚えていたのでしょうね。

またまた、プランターを集めて、お花畑を作っていく、優しい子どもたちです。

いざ、アゲハを外に出すと、今回はなかなか飛び立ちません。

「がんばれ!」と応援しながらアゲハを見守ります。

最初は捕まえて触りたい子どもたち。でも、粉(鱗粉)がなくなると、飛べなくなてしまう・・・。

羽が傷つかないように、羽には触らず、花から花へ蝶を渡しながら、代わり合って蝶と触れ合うようになり、パワーをためたアゲハは、降園時に飛び立っていき、喜ぶ子どもたちでした。