学校ニュース

(2月21日)共通語と方言

元 岐阜放送アナウンサーの『神田卓朗(かんだたくお)さん』にお越しいただき、5年生の子どもたちに「共通語と方言」の授業をしていただきました。アナウンサーを辞められてから現在に至るまで、方言について研究をされていらっしゃいます。岐阜放送で、ラジオ岐阜弁まるけという番組のパーソナリティーとしてもご活躍中なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

日頃使っている言葉が方言であるという認識は、周りの人たちも同じ言葉を使用しているのであまりありません。地方へ旅行に出かけたり、大学進学や就職などで地元を離れたりしたときに、「あれ?なんか周りの人と言葉の感じが違うな。」と感じる程度です。日本には、たくさんの方言がありますが、大都市への人口の流出に伴って、それぞれの地方でその地方独特の言葉を使用する人が減っていき、方言が消えてなくなろうとしているのだそうです。

「やっとかめ」どういう意味か分かりますか?「久しぶり」という意味です。「まわし」はどうですか?「準備」のことです。岐阜弁だそうなんですが、確かに聞かなくなっていますよね。

言葉は同じでも、アクセントによっても違ってきます。言葉は、音の高低によって表現します。神田さんが話す言葉を真似して発音する活動を通して、関東地方、関西地方、中部地方、地方によって言葉のアクセントが違うことを体感しました。「赤い花」「頭が痛い」など、実際に発音してみると確かに違います

用意してくださったたくさんの資料をもとに、方言の移り変わりについても詳しく教えていただきました。

明日、2月22日(木)は、今年度最後の授業参観です。子どもたちも1年間の成長を発表しようと準備を進めています。ぜひご参観ください。懇談会も実施いたしますので、あわせてご参加ください。