5歳児 いちょう組

いちょう組(5歳児)今週の一場面

みんなで力を合わせよう! ~卒園記念の共同画製作~

卒園記念の共同画を製作しています。

何を題材に描くかをみんなで話し合って決めました。

「幼稚園で楽しかったことを描きたいね。」ということになり、いろいろなアイデアが出てきました。

その中から、「いちょう組のみんなで遊んだことの方がいいよね。」という話になり、その場はドッジボールに決まりました。

でもいざ描こうとすると、Aさんが泣き出しパネルの前から動きません。あの時は言えなかったけど、どうしても生活楽しみ会で行った劇の絵が描きたいと涙を流し始めました。

う~ん、これは困った…。私は子どもたちに委ねてみることにしました。

「どうしようね。」「じゃあ生活楽しみ会の絵にする?」「でもBさんやCさんは、絶対ドッジボールがいいんだもんね。」「Aさん以外はドッジボールがいいって思ってるし…。」「でもこのままだとAさんかわいそう。A

さんも絵を見て”楽しかった”って思えないとダメじゃない?」「じゃあなんでこっちがいいと思ったの?」「そうか~。」「う~ん…。」「じゃあ半分ずつは?」「でも生活楽しみ会でやったあの劇は出てない子の方がいいじゃん。」「たしかにそうか…。」

30分弱の長い長い話し合いの末、出た結論は…。

劇に登場してきた動物が、いちょう組のみんなでドッジボールをしているところを見ているという絵を描くことに決まりました。

「それいいね!」「そうしよう!」とみんなで納得。

集中力や思いに差がありますが、これだけ長い時間がかかりながらも、ほとんど子どもたちだけで自分の思いを伝えあっていく力が育っていることを嬉しく思いました。

全く知らない人が見たら、もしかしたら伝わらないかも…。私の些細な不安がよぎりましたが、これだけ話し合って私たちの思いが詰まった絵ならいいか!だって私たちのいちょう組の絵ですものね!

どんな絵になるか私自身もドキドキワクワクしています。