異年齢学級の学び

第5回「方県なかよしスクール」新たな挑戦!

11月22日(水)、第5回異年齢学級の学び「方県なかよしスクール」を開催しました。

10月のある日、3年生Aさんが、「方県なかよしスクールで、もっとみんなが幸せになるために、私たちで考えて活動を創ってみたい」と話に来てくれました。私は、3年生Aさんの生活を創る力・発想力・行動力等に驚かされると共に、なかよしスクールの活動内容をステップアップする段階であることをこの児童に教えてもらいました。

そこで、方県なかよしスクールのテーマ「互いの違いを認め、みんなが幸せになる時間を創る」を具現する創造的な時間として、12月に2時間のフリーな時間を提供することとしました。名付けて「フリー・スタイル・プロジェクト!」今回は、誰一人取り残すことなくみんなが楽しい時間となる活動を計画するサークル対話を位置付け、チャレンジすることとしました。

また、学び合いや自由進度学習にて自律・、共生を育むためには、まず教科書等を使って自学できる(予習ができる)力が必要です。そこで、全校一斉に予習することをチャレンジし、児童や教職員と学ぶ力を高める時間を位置付けました。

<今回の方県なかよしスクール日課>

【午前 異年齢学級】

1時間目 異年齢遊び

2時間目 異年齢学び合い(予習にチャレンジ)【初チャレンジ!】

3時間目 12月のフリースタイルプロジェクトの計画【初チャレンジ!】

4時間目 活動の振り返り

【午後 同年齢学級】

5時間目 学校経営の全体構想を具現する授業

放課後  職員研修

 

【1時間目 異年齢遊び】

今日は、どんなことがしたい?どんな気分?みんなが幸せになる遊びは?

回数を重ねるごとに、遊びの種類やルールの工夫が出てきました。子供たちは、前回の経験を生かして、遊びの種類や取り組む数を変化させながら、楽しく充実した時間を創る出す能力を高めていることを感じます。

 

 

【2時間目 異年齢学び合い】

全校で予習にチャレンジです。1年生から3年生のグループでは、学習者に予習を進めるためには、どんなグループがいいか子供自身に考えさせている場面に出会いました。1年生から3年生がそれぞれの立場で気づいたことを対話し、1年生から3年生のグループが構成されました。子供たちの発言から、子供たちは既に学び合いのイメージをもっているのだと強く感じた瞬間でした。

 

 

【3時間目 サークル対話「フリー・スタイル・プロジェクトの計画」】

3年生Aさんの「更にみんなを幸せにするために、自分たちで活動を生み出したい!創りたい!」といった発想をもとに、フリースタイルプロジェクトの計画がスタートしました。

子供たちの好奇心とこれまでの経験や知識等を総合的に働かせて、子供たちはどのような活動を生み出すのでしょうか?

話合いが始まってみると、子供たちのアイディアと計画性が発揮されて、それぞれの異年齢学級で様々な主体的・対話的で深い学びが展開されました。

何よりも子供たちが楽しそうです。学習者が主体になる教育の大切さを改めて感じました。

 

【5時間目】学校経営の全体構想を具現する授業(同年齢学級)

 

【職員研修】

前半は、今日の子供たちの成長をサークル対話で情報交流しました。チャレンジしている職員からは、教育哲学が生まれていることを実感します。

後半は、視察者の皆さんを交えて、情報交流会を開催しました。

 

今回も、新潟県、愛知県名古屋市、北名古屋市、大垣市、土岐市、大学関係者の皆さんが視察のため来校していただきました。

今後とも、情報交流しながら、互いの教育活動を高めていけたらと思います。

ありがとうございました。