本校では、「いじめを見逃さない日」として、毎月職員が全校児童に話をしています。
今日は、1年生担任の話で、3つの話をされました。
この話を聞きながら、心が温かくなりましたので、ご紹介します。
今日は、みんなに紹介したい話を3つしますね。
1つ目の話「運動会の係の仕事」 運動会当日の朝のことです。 器具係の二人が仕事を交代したいですと言いに来ました。その理由をAさんは、「僕がコーンを置くところが遠いからです。」と話していました。私は、「え~、遠いからって・・・?」と思いましたが、よく聞いてみると、「走るのが遅いから、時間がかかってしまうので‥迷惑をかけるのではないか・・・」と運動会の進行を心配する理由からでした。 そして、Bさんが「僕が変わります!」と気持ちよく言いました。 運動会後、改めて振り返った時、友達のことをわかり合って認め合っている!認め合っているからこその交代だったのではないかと思いました。
2つ目の話「大人になった卒業生Bさんから聞いた話」 Bさんは、私の教え子で方県小学校の卒業生で、小学6年生の時に担任でした。今は、もう20歳過ぎていますが、おとなになったBさんが話してくれたことです。 『僕は、学校行事の中で運動会が一番苦手だったよ。かけっこは、6年間で6回中5回どべだったし、紅白対抗リレーや障害物リレーなんかは、自分のせいで負けたらと思うと・・・気が重かったよ。だから、全力で走ったよ。必死だったよ。それでも、「Bさんのせいで・・・」という子もいたし、言わなくても「おまえのせいで・・・」という思いが伝わってくるようなときもあった・・・。だから、「Bさんがんばったね。」「チーム全体の課題だったね。」と言ってくれる子がいて、救われたよ。うれしかった。』 と話してくれました。 Bさんは、よく働く子でした。委員会や掃除の仕事をきちんとやりきる力を持った子でした。そして、運動がどちらかというと苦手だということも知っていました。そんなBさんが大好きでしたよ。そのままのBさんが大好きだったよ。
3つ目の話「1年生の国語『うみのかくれんぼ』の学習」より 2年生から6年生の皆さん 1年生の国語「うみのかくれんぼ」のお話を覚えていますか?今、1年生では、はまぐりとたこともくずしょいが出てきます。隠れる場所と体のつくりと隠れ方を読み取る場面を勉強しています。読んでみます。
1年生のみんなで3つの生き物を比べてみようとなった時 「能力が違うね」 「能力って何?」 「それぞれにできること」 「今までにつけてきた力が違うってことやね」 「違うからいいんやね」 「みんな同じだったら、強い生き物に見つかった時、大変なことになる(みんな、いなくなっちゃうかも)」 「海が海でなくなってしまう」 「それぞれ違う力を持っているからいいね」 とこんな発言が出てきました。 1年生の話を聞きながら、「そうか。いろいろな人、友達がいるから、成り立つのが社会であり、学校か!方県小学校もそうだよね。」と思っていました。先日の運動会もそうでしたが、この国語の授業を通して、皆さんには、益々、互いに違いを認め合いながら、社会をたくましく生きる方県っ子に育ってほしいなと思いました。 |