学校ニュース

確かな成長の足跡のもと,大きく伸びる夏休みへ

7/10(月)校地内で今年度初めて蝉の声を聴きました。毎年校地内に植えているひまわりの花の第1号が咲きました。梅雨明けが近付いていることを感じました。他県では,連日の豪雨で大きな被害が出ている今年の梅雨です。岐阜西中校区では,こうした被害の情報は届いておりませんが,雷雨などに注意しつつ,また,暑さに対する熱中症予防への備えも万全を期すように努めた7月です。今回は,夏休み前までの様子をお知らせします。

 

〇いじめを見逃さない日 7/3(月)

前回お知らせしたように,「7/3 いじめを見逃さない日」に向けて,生徒会が中心となり,岐阜西中から嫌な思いをする人,させる人をなくし,みんなが笑って明るく生活できるよう,一人一人が心掛けたいこと,心に残ったことばなどを「心に響くワンフレーズ」として募集しました。その後,優秀作品,最優秀作品を選び,昼の放送を利用し,紹介してきました。
7/3(月)は,最優秀作品3点を紹介し,作者にインタビューを行いました。3名の最優秀作品の作者は,この取組のねらいにあるように,互いの違いやよさを認め合い,些細なことであっても共に生活する仲間への感謝の気持ちを忘れずに生活することの大切さを訴えました。


生徒会執行部と3年生の優秀作品に選ばれた子ども
作品に込めた願いを発表

下のPDFファイルは優秀作品と最優秀作品の一覧です

HP用 心に響くワンフレーズ

 

〇全校 SOSの出し方講座 7/4(火)

毎年実施していますが,スクールカウンセラーの先生を講師として,子どもたちが,悲しい気持ちやつらい気持ち,困ったことなどかあった場合に一人で抱え込まずに「SOSのサイン」をどう出すのかを学ぶ講座を行いました。

左:講話の画面 右:スクールカウンセラーの先生の話に聞き入る子どもたち

【子どもの感想】
・周りに相談するとしても,誰でもいいというわけではなく,信頼できる人に相談することが大切だと思った。自分のことをきちんと考えてくれる人に相談したい。そんな人をたくさんつくりたい。(1年生)
・今日の授業を聞いて,悩みをもつことは,恥ずかしいことではないということが分かりました。自分もこれから悩んだ時には,相談できる先生や友達に相談していきたいと思いました。また,相談されたら大人にも相談して解決したいと思いました。(2年生)
・今日,信頼できる人とは誰だろうと考えることができました。もし,自分が相談されたら,その人に寄り添っていきたいと思いました。自分一人で抱えきれないときは,自分が信頼できる人に相談して解決できるようにしていきたいと思いました。(3年生)

 

〇2年生 DV予防,性犯罪被害予防講座 7/5(水)

虐待問題やDV,性犯罪の被害者にならないよう,男女を含めた人とのかかわりについて,幅広く学ぶ講座を実施しました。

左:講師 NPO法人 あゆみだした女性と子どもの会 理事長 廣瀬直美 さん
右と左下 オンラインの講座に向かう子どもたち

右:子どもたちに配付した資料とワークシート

【子どもの感想】
・DVは大人だけの問題で,たたいたり,けったりする暴力だけだと思っていたけど,子どもでも起きることだと分かりました。言葉でののしったり,おどしたり,いろんなことでしばりつけたりすることもDVだと分かりました。
・DVは,人によって感じ方も違うし,とらえ方もちがうところがあるから,人との接し方には気を付け,いつの間にか相手の嫌がることを言ったり,したりしているかもしれないから,注意して生活したいと思いました。
・DVとは何か,「力の支配」であることが分かりました。私は全く関係ないと思っていたけど,他人ごとではないなぁと思いました。自分は,自分や相手が嫌な思いをしなくなるように人の考えを大切にしていこうと思います。

 

〇2年生 救命救急 蘇生法を学ぶ 7/10(月)

コロナ禍の中で,学年全部が集まることができない年度は,実施できませんでしたが,2年生を対象に実施している講座です。岐阜北消防署の方々に講師をお願いし,「あっぱくん」という蘇生法の練習器具を用いて実施しました。川での事故が全国で報道されていますが,子どもたちも,いざという場面に遭遇する可能性も考えられます。真剣な表情で取り組んでいました。

左:映像資料を見る子どもたち 右:説明・指導していただいた岐阜北消防署の方々

蘇生法の実習に取り組む子どもたち

 

〇全校 SNS,インターネット等のトラブル防止講座 7/12(水)

5月の土曜授業の際には,親子でケータイやPCによるインターネット上のトラブルを取り上げた講座を実施しました。今回は,警察の方を講師にお招きし,実際に警察で対応した事例をもとにしながら,トラブルを起こさないように,また,トラブルに巻き込まれないようにするためにはどうするべきかをご指導いただきました。

左:講話と動画視聴する子どもたち
右:岐阜県警察本部生活安全部少年課・子どもサポートセンター 田中 聡 係長 様

【子どもの感想】
・話を聞いて,ちょっとした思いでアップした写真がたくさんの人に見られて炎上してしまうのが怖いと思いました。すぐ消してもまた拡散されて,リツイートなどでまた炎上してしまうことがあらためて分かりました。今までたくさんの事件があったということで,気を付けていきたいです。(1年生)
・自分もトラブルになりかけたことがあったから,本当に気を付けなければいけないと思った。写真をSNS上にあげる時には,親に相談したりして注意する必要がある。何があるか分からないから,写真を上げないようにしたいと思った。(2年生)
・私は今回の話を聞いて,スマホの使い方やSNSとのかかわり方を知ることができました。一番印象的だったのは,子どもの悪口を書いたのが母親だったという事例で,自分にも起こる可能性があることなので,注意したいと思いました。身近になったスマホとのかかわり方を考えて使いたいです。(3年生)

 

〇全校 水の事故防止について 7/14(金)

今夏,県内外で水の事故が続いています。夏休みを控え,水の事故防止のために,市教育委員会が作成した水難事故防止の動画を視聴しました。


左:岐阜市消防本部からの講師,市教育委員会 学校安全支援課の担当者
右:動画を教室で視聴する子どもたち

 

〇3年生 性に関する学習講座 7/18(火)

このところ,毎年3年生を対象に「岐阜市性教育研修事業」として,産婦人科医の先生を講師にお招きし,性感染症の種類と予防,男女が互いを大切にし合うことの大切さ等について,指導いただきました。


左:講師 平野総合病院 産婦人科 平野 聡子 先生
右:学習の後,お礼の言葉を述べる生徒の代表

【子どもの感想】
・今日の性教育の講話を聞いて,性に関する知識は,正しいことを学ぶことが大切だと分かりました。性に関する知識は,知っていると恥ずかしいと思っていたけど,全然そんなことはなくて,むしろ知識を蓄えることが大切なんだなと分かりました。今日はありがとうございました。
・これから生活するにあたって,性に関して情報を得ることが多くなると思うけど,本当に正しい情報かどうかをちゃんと考えることが大事だと分かりました。今,興味がないから・・・ではなく,正しい情報を今のうちから学んでおきたいと思いました。
・性はあたたかくて素晴らしいものにもなるというところが心に残りました。講話の中では,自分には,今は関係ないことだと思っていたけど,自分も気を付けなければいけないということが分かりました。間違った知識を信じないようにしていきたい。

 

7月の個人懇談を終え,子どもたちは,個々に違いはありますが4月からの成長の足跡を確かめ,年度の後半に向けて心身ともに成長する機会である夏休みを迎えます。子どもたちは,夏休みに取り組みたいことや楽しみにしていることとして,「疲れをとるための休養」,「家族旅行」,「習い事の大会・遠征試合」,「久しぶりの花火大会」など,普段はできない経験や行事を楽しみにしている様子が,話してくれる時の笑顔で分かります。また,3年生は,多くの子どもが高校見学会への参加を予定しています。

今年の夏休みは,コロナ禍の制約がなくなったとは言え,感染者が増えているとの情報も届いています。感染症の予防や交通事故の防止,また,様々なトラブルに巻き込まれないように配慮しながら,有意義な夏休みを過ごしてほしいと願っています。

今年の夏休みは,子どもたち,保護者の方々にはお知らせしていますが,子どもたちの心身の状況を確かめるため,岐阜市では,7/28,8/18,8/28の3日間は,7:30から11:59まで「ここタン」の入力をお願いしていますので,ご協力をお願いいたします。また,悲しいこと,つらいこと,困ったことなどかあった場合には,相談できるよう,各種相談窓口も紹介しています(カードの配付,タブレットへの配信等)ので,お子様とともにご確認ください。

(子どもたちには紹介済みですが,本校ホームページの「お知らせ」の欄に「ここタンの入力について」「各種相談窓口」等のチラシを掲載していますのでご確認ください)

これから始まる夏休みを今後大きく成長する糧とし,夏休み明けに元気な笑顔の子どもたちと出会えることを楽しみにしています。

保護者の皆様,4月から学校の教育活動にご理解とご協力をいただきまことにありがとうございました。夏休み以後も,子どもたちが心身共に大きく成長できるよう,岐阜西中学校職員一同精一杯努めてまいります。よろしくお願いいたします。

 

学年ごとのブログ