5歳児 いちょう組

5歳児いちょう組 今週の「遊びの中の学び」

~5つの輪が重なり合う~

 10月9日は、いよいよオリンピック加幼2021「カラフル!」~みつけよう!わたしのすてき あなたのすてき~の開幕です。

 これまで、「リレー」や「玉入れ」、高さ180㎝のところからのジャンプする「ろく木」や「綱引き」等、いろいろな運動遊びを通して、オリンピックへの期待を膨らませてきました。そして、加幼2021の5つの輪として掲げた、「たのしい」、「がんばる」、「ちからをあわせる」、「できる」、「すてき」に触れ、様々な気持ちを感じながら取り組む自分たちの姿を振り返ってきました。

 緊急事態宣言により、いちょう組が全員揃って生活できる日がやってきたのは、オリンピック開幕1週間前の10月1日。学級では、その日から登園した友達が、不安になるのではなく、「楽しそう!」、「一緒にがんばりたい!」と思えるようにしたいね、という話をしていました。

 しかし、話を聞いたからできるものではありません。様々な気持ちを実感してきたからこそ、伝える・励ます・温かく受け入れる力が育っていたのだと思います。

 初めての「リレー」に泣き出してしまうAさんの姿がありました。子供たちは、Aさんに駆け寄り、「大丈夫だよ!」、「やってみたら楽しいよ!」、「できるよ!」等の言葉を掛けていました。私の出番は、Aさんの走り出しに手を添えただけ。Aさんは、途中から私の手を離し、次の子にバトンを渡すまで一人で走りきることができました。

 また、A・Bさんが初めて「ろく木」に挑戦する場面では、学級のみんなでじっと見守り、2人が跳べた時には、「跳べた!」、「やったー!」と、自分のことのように、拍手をしながら喜ぶ姿がありました。

 まさに、私たちが東京2020+1で感動した、互いを認め、支え合い、たたえ合う姿だと感じました。