5歳児 さくら組

5歳児 さくら組 今週の「遊びの中の学び」 

カボチャの種は、何個ある?

 

 「さくら組のみんなにお願いがあるの。」と職員室の事務の先生。持ってきてくれたのは、ハロウィンの時期から昇降口に飾ってあった大きなカボチャでした。「みんなこのカボチャの中には、何が入っているか知ってる?」という問いに、ハロウィンのお化けカボチャを思い出し、「ライト!」という子や、「カボチャの実!種!」という子もいました。くり抜かれたカボチャをのぞくと、“わた”とたくさんの“種”が入っていました。「このカボチャの種が何個あるか、さくら組のみんなに数えてほしいんだ。」というお願いでした。普段、野菜の中身をじっくり見ることもなかなかないので、興味津々の子供たち。そして、「100個かな?」、「1000個くらいあるかも!」と、大きなカボチャを見て、きっと種も多いのではないかと予想し、知っている大きな数字を言う姿がありました。

 

 きれいに洗って乾かした種は、思ったよりたくさんあり、「数えるのが大変だ~。」と言いながらも、楽しそうに種を10個ずつ数えていきました。みんなで紙に貼って並べられた種は、『626個』でした。親しみのある数字“10個”がたくさん並んでいるのを見て、とにかくたくさんあるということが分かり驚く子や、「10が10個だから100だよね。」、「100が6回あるから600だ!」と知っていることを用いて数で表す子、それぞれが自分なりに数量に関心もつ姿がみられました。

 事務の先生にも報告しに行き、「え~!そんなにあったの!?」と驚く姿に、子供たちも「驚いたでしょ?」というような表情を浮かべていました。この発見や驚きから、「どうして種が多いんだろうね。」、「他の野菜はどうかな?」と興味関心が広がったり、数量にも親しんだりしていけたらなと思います。