3歳児 ひまわり組

ひまわり組 今週の1場面

3月16日(木)

~16名の個性が輝き、ぐんと伸びた1年だったね~

朝、身支度を済ませると、園庭に飛び出していく子どもたち。使いたいおもちゃを遊具庫から選んで砂場で遊ぶ子、アメリカドッジボールを友達や教師と始める子、思い出の森に登って友達や教師とかくれんぼを楽しむ子など、一人一人が自分で遊びを決めたり友達を誘ったりして、好きな遊びをじっくり楽しめるようになりました。

ドキドキするけれど、年長・年中さんのドッジボールに入れてもらった子もいました。ボールを投げたいけれどボールが取れないでいると、「投げていいよ。」と渡してくれたのです。「ありがとう。」と言って、うれしそうにボールを投げていました。年長さんが、力強くボールを投げる迫力、体と腕でボールを受ける音を間近に聞き、いい刺激となりました。年長さんは、憧れの存在です。

 ひまわり組の子たちは、片付けも上手にできます。自分が使っていなくても、園庭をパトロールしてくれます。三輪車を見付けて4人の子が走り出しました。左右のハンドルを持つ子、座面の後ろを持つ子、後ろタイヤの軸のバーを持つ子、一瞬で役割分担をしていたのです。4人で息を合わせて片付ける表情は生き生きとしていました。4月に年少さんが入園してきてもきっと率先して片付けをしてくれるだろうと思っています。

 室内では、折り紙をしています。よく見て角を合わせること、指の腹でしっかりと折り目をつけることが大事です。友達同士で教え合う姿も見られました。コマの外の所は、私が作っておいたので、中心の軸を子どもたちが私と一緒に作りました。「(回すと)どんな色になるかな?」とワクワクしながら折っていました。帰りの会では、輪になって全員で回しました。「見て見て。」「きれい。」「光っている。」と大喜びでした。『花ごま』で検索すると折り方の動画が出てきますので、春休み、親子で折ってみてくださいね。

 保育室でお世話をしてきたカブトムシの幼虫が元気か見たいと言う子がいたので、タライに土をひっくり返してみました。すると、丸々とした元気な幼虫がゴロゴロと出てきました。幼虫が病気にならないようにビニール手袋をつけて優しく持ちました。春を感じるひとときとなりました。

 4月、お家の方から離れて過ごす幼稚園の生活にドキドキしている子もいましたが、16人全員が、心も体もたくましくなりました。クラスの友達、隣のクラスの子、異年齢の子、友達のお母さん、先生方の名前を覚えて、自分から声を掛けて行く姿が多くなりました。温かな雰囲気の中で、自分の思いをはっきり言える子に育っていることがとてもうれしいです。担任に似て野菜の収穫が大好きな子が増えました。好きなこと、得意なことが増え、一人一人の世界が広がりましたね。

至らないところもあったと思いますが、お家の方が柔らかな笑顔で支えてくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。個性豊かなかわいい子どもたちと楽しい思い出がたくさんできました。これからも引き続き子どもたちにエールを送っていきたいです。ありがとうございました。