いんいちがいちいんにがにいんさんがさん‥
しいちがししにがはちしさんじゅうにししじゅうろく‥
ろくいちがろくろくにじゅうにろくさんじゅうはちろくしにじゅうし‥
くいちがくくにじゅうはちくさんにじゅうしちくしさんじゅうろくくごしじゅうご‥
2年生の子どもたちが給食が終わると、私に呪文(九九の呪文)をかけにやってきます。
「今日は5の段の10秒に挑戦します」「今日は8の段の下りに挑戦します」と宣言して、呪文を唱え始めます。
楽しい楽しい時間です。挑戦する姿を見ることのできる喜び、達成したときのうれしそうな顔を見ることのできる喜び、時間内にできなかった落胆の後に次に挑戦しようと決意する姿を見る喜び。毎日毎日、子どもたちが喜びの呪文をかけてくれます。本当に幸せなひと時です。
呪文の中には「今日はどうしよっかなぁ。8の段挑戦しようかな」「先生、うまくいかない。何とかして」などなど、困っていることや迷っていることを伝える呪文もあります。それもまたうれしい呪文です。迷いながらも「挑戦するぞ」と決めたときの真剣な眼差し、「何とかして(一緒にやって)」と頼ってくるときのかわいらしさ…幸せな呪文です。
九九の呪文を掛けにきてください。どんどん挑戦しにきてください。頼ってもらえるのも、幸せの呪文のシャワーを浴びせてもらえるのもわずかな期間です(やがて九九が身についてしまうからね)。今、この瞬間の喜びをかみしめつつ、今日も呪文を聞かせてもらいます。ありがとうね、2年生のみなさん。
今日の給食は、一色うどん←けんちんうどん、レバーとこんにゃくの煮つけ、ごま和え、いもけんぴ入り小魚、牛乳でした。今日は、いもけんぴ入り小魚について紹介します。
今日の「いもけんぴ入り小魚」の正式な商品名は「いもけんぴパリッシュ(カセイ食品)」です。カリカリとした歯ごたえのあるいもけんぴと、パリパリの小魚の入った抜群に美味しい逸品です。子どもたちも「顎が痛い」などと言いつつ、ぼりぼりぼりぼり食べています。私もぼりぼりぼりぼり食べます。
さて、問題はその名前です。いったい全体、パリッシュとは何なのか?調べてみました。パリッシュとは英語では小教区という意味だそうです。小さなエリア(宗教的なつながりでまとまった)というイメージでしょうか?それだと今日食べているものとちょっと違う気がします。いろいろ考えました。思いついたのは安直ですが、パリパリのフィッシュ(魚)ということで、パリパリ+フィッシュ=パリッシュではなかろうかということです。
真相を確かめるべく、カセイ食品さんに電話をしました。担当の方が出ました。ドキドキ。
わたし「パリッシュとはどうしてその名前なのですか?」
担当の方「いやーわからないねー。昔からこの名前。私が入社した20年前にはこの名前だったよー。他にもカレーパリッシュとかいろいろあるよ」
わたし「ありがとうございます。ひょっとしてパリパリ+フィッシュではないですか?」
担当の方「いやー。私もいま、ふっとそう思ったんだよー」
真相は闇に包まれています。いったい全体パリッシュとはなんなんだ?誰か知らないかな?
カセイ食品さんは、とても素敵な会社で、なんと今後、より詳しい方を見つけて方県小に連絡をしてくれることになりました。きっとパリッシュの生き字引みたいな方が登場してくるに違いありません。
パリッシュの語源は何か?乞うご期待。