クリスマス じてん車もらう うれしいな
1年生が俳句学習に取り組んだなかで詠んだ名句です。この句からいろいろなことに思いを馳せることができました。
「自転車が乗れるようになっていよいよ本格的な自転車に変わったのかな」
「新しい自転車はどんな色かな」
「毎日、家の方で乗っているのかな」
「自慢の自転車を大事にしているのかな」
「サンタさんがクリスマスプレゼントとしてくれたのかな?それとも…」
思ったまま、感じたままのように思える句ですが、受け手の私はいろいろと考えたり、想像したりすることができます。名句だなぁと感心しきりです。
低学年や中学年の子どもたちは思っていることや感じていることを、うまく伝えることがなかなかできません。それは自分の思いや考えを整理することがまだまだ十分ではないということや、想いや考えを伝えるための方法や表現、言葉を十分にもっていないということに原因があるかもしれません。学校での授業や生活の中では、時間を十分に取って、整理させたり、まとめさせたりします。また時間に余裕があればじっくりと待って、自分の言葉で話せるように支援したりします。しかし、それで必ずうまくいくわけではありません。今日の俳句学習の中で、子どもたちは四苦八苦しながら、自分の伝えたい内容や思いを整理したり、それを表す言葉を選んだりして頑張りました。こういった積み重ねの中でも、「想いを伝える」ことができるようになっていくのだと思います。文字数を指で数えながら、文末の表現を「よ」にするか「な」にするか真剣に悩みながら、創った句です。じっくりと味わい、その子の伝えたい想いに浸りたいと思います。
○ お正月 もらってうれしい おとしだま
○ ふゆやすみ そりすべりした たのしいな
○ お正月 おぞうにたべた おいしいな
○ おいしいな かぞくで食べる すきやきは
○ クリスマス じてん車もらう うれしいな
○ ふゆやすみ なわとびれんしゅう たのしいな
○ お正月 おせちを食べて おいしいな
今日の給食は、ごはん、すまし汁、とり肉のオランダ煮、切り干し大根のごまよごし、牛乳でした。今週は和食系のメニューが多かったように思いますが、おせちに飽きた舌はガツンとハンバーグとかカレーとかを求めているような気がします。(自分で家で作って食べればいいのですがね)新年だからあえて「和食」となっているのか、それとも深い意味は特にないのか…献立を作成する人に聞いてみたいところです。
※今日のとり肉のオランダ煮は、オランダという海外の国名入りの和食だと思います。
昨今、おせちなどは若い人にはあまり好まれないという話を聞きますが、方県小の子どもたちは「おせちは好き」という子が多いようです。普段から旬の食材をふんだんに使った和食系の食事が多いから抵抗感が低いのか、たまたま私が聞いた子どもたちが和食好きなのか…。和洋中のどのジャンルの料理もバクバクとしっかり食べるうちの子どもたちなのでどのようにして調査してみましょうかね。