学校行事

二重跳び連続○回!そこからどうするか!

今日は運動場のぬかるみが乾いてきたので全校縄跳びを行いました。今日も、時間いっぱいそれぞれの目標の達成に向けてチャレンジです。連続跳び、二重跳び、あや跳び、腕交差跳び…それぞれ挑戦する技は違いますが、ぴょんぴょんと跳びました。

「先生は二重跳びで何回跳べるの?」と昨日からお誘いがかかるので、やってみました。記録は連続○回でした。

「昔はもっと跳べたのになぁー」悔しい思いでいっぱいです。

腕を回すスピードが足らないのか。思った以上に体は浮いていないのか…原因の究明ができるほど、何回も飛ぶ体力が不足しています。もうちょっと鍛えないとなぁ。

➡上の○回に入る数字は、「2」です。非常に残念です。体力を高めて出直します。

一人一人が自分で跳ぶ種目を決めて、跳ぶ回数を決めて挑戦するところが大切です。スモールステップで「できるようになっていく」「具体的な数字で達成を確認する」…このように具体目標を自分で定めて取り組み、結果をもとに分析していくところが、この活動でのポイントです。そして「小さな目標を達成できた自分」への「満足感や充実感」を持ったり、「成就感」に浸ったりできることで、自己肯定感が高まっていくのだと思います。

自己肯定感を高めるためのステップは人それぞれでしょうが、大きな目標の実現時だけでなく、小さな目標の実現時つまり過程での自己肯定感の醸成も大切なことだと思います。今日も必死に頑張る姿に「自分への満足」を積み重ねているなと思いました。もちろん達成できない時もあることでしょう。その時には「できなかった自分へのくやしさ」をバネに「できなかったことを克服しようとする意志」が醸成されることが期待できます。またその方向へ導いてあげたいと思います。

こういう場面で一番支援が難しいのは「最初からできないと決めてしまう。あきらめている。」という子どもたちではありません。「やり流し」の意識の強い子どもたちへの支援が難しいと私は思います。「より質の高いものへのあこがれ」「より高みを目指すことへの意欲」などが十分に持てない場合もあるわけで、そういう場合の支援はなかなか難しいのです。「できるようになってもうれしくない」「できなくても悔しくない」という状況からどう抜け出せるよう支援していくか。難しいです。

過度な競争意識を持たせることは、「できた・できない」「勝つ・負ける」にとらわれがちな考え方につながることがあると思います。一方で、そのことへの意識がまったくないと「自分に克つ」という意識が育まれないとも思います。こうした点を踏まえて、どのように支援していくか…ずっと迷っているところです。

今日の給食のメニューは、ごはん、いもこんじる、ハタハタのあげもの、らかんなます、しじみのつくだに、牛乳でした。

このメニューから、今日はどこの県を取り上げた給食かわかりますか?ヒントは、ハタハタといもこん鍋と羅漢なますです。さて正解は?

正解は鳥取県!

ハタハタ➡鳥取県での収穫量が多い。ハタハタと言えば東北の特産物で漁獲量も秋田県が一位かと思っていましたが、1位は鳥取県、2位は兵庫県、3位は秋田県でした。なるほどハタハタは鳥取県の食材と言えそうです。

いもこん鍋➡鳥取県の身分が高くなかった武士が質素な生活の中でも美味しく食べられるようにと工夫して調理した鍋。ルーツは鳥取藩で、豊かでなく、質素な暮らしをしていた武士が自宅の庭で自家栽培した里芋やこんにゃく、大根やにんじんを煮込んだ料理を作って、食べることを楽しんでいたという郷土料理のようです。

羅漢なます➡精進料理としてお寺で食べられていた。もともとは「羅漢様(一切の煩悩を断って修行の最高位に達した聖者様を指す。阿羅漢の略)」にお供えする料理のようです。福井県から鳥取県に「油あげを使う料理」として持ち込まれたのが江戸時代だそうで、その後に郷土料理として羅漢和え(羅漢なます)として鳥取県に定着していったという話です。

なるほど今日の給食のメニューは、味の旅「鳥取県」ですね。寒い日には、体が温まるお汁ものがうれしい。普段あまり食べることがないハタハタがうれしい。最近、酢の物を食べていなかったので酸っぱさがうれしい。うれしいづくめの給食でした。今日もおいしくいただきました。