学校行事

目的に応じて

全校朝会がありました。今日は、来週から始まる図書館祭りのご案内と人権週間の振り返りの二本立てでした。朝から図書委員や企画委員の人がリハーサルに取り組み、話す内容がしっかりと伝わるように準備をしていました。話す声の大きさはどうか。話すときの姿勢は大丈夫か、そもそも内容はわかりやすいのか…

今回の2つの委員会の発表は、ちょっと対照的でした。図書委員会は、「お祭りのご案内」ということもあってか、「準備してきた情報を伝えること」に重きを置いていたように思います。そのため、情報を正確に伝えるという意識が強く、事前に準備してあったメモを読むというスタイルでした。

一方で企画委員会は、「人権週間の振り返り」ということもあり、ふわふわ言葉の木 ジャックの豆の木がどうなったかを「自分で考えて伝える」ことに重きを置いていたので、事前に準備した原稿を読むより、考えたことを訴える・主張するという意識が強く、全校に語り掛けるというスタイルでした。

目的に応じて話す内容はもちろん、話し方、伝え方が違ってくるものと思います。子どもたちが、その目的に応じて話し分けること、時には聞き分けることができるのであれば、さらに成長することでしょう。意識して聴く・話すができるようになればさらに力がつくことでしょう。そう言うことも伝えていきたいです。

今日の給食は、ごはん、けんちん汁、サバの味噌煮、ひじきの炒め煮、みかん、牛乳でした。今日は、サバの味噌煮を取り上げます。学校で提供される魚の煮付けは、大きな鍋で煮ることのおかげで、味が染み染みでとてもおいしく仕上がります。家庭で味噌煮などを作る際、我が家では、時間をかけて煮たわりには味が染みていなかったり、煮すぎて固くなってしまうことが多いのですが、給食の煮付けは、ふんわりと柔らかく煮あがり、けっこう味が染みていてとてもおいしく仕上がります。私は大好きです。

また魚の切り身と一緒に、ネギを煮るし、生姜をきかせるので、これまた生臭さが抑えられて美味です。人によりけりでしょうが、私は一緒に煮込まれてクタクタになったネギや、ちょっと味噌味等が染みた生姜を食べることが好きです。

自分のおいしさや特性をサバの方に与えつつ、サバや味噌からもそのおいしさを吸収して、「見た目はあんまりよくはないけれど、調理過程でも調理後にも花を添える」重要なポジションを担っています。主役ではないけれど、大事なわき役として時には主役以上の働きをする、そしてちゃんとファンも付いている。ネギ万歳。生姜万歳。