今日は2年生の道徳に参加しました。今日は、6年生のお友だちが、地域の一人暮らしのご高齢の方に贈ったお手紙のお返事について考えました。お返事のお手紙には、
○6年生のお友だちから贈られた手紙が、とてもうれしかったこと
○お手紙を読んで思わずナミダが出たこと
○ありがとうと言う気持ちを伝えたかったこと(短いお手紙の中に、ありがとうという言葉が何度も書かれていました)
2年生のお友だちと、おばあさんの流されたナミダについて考えました。ナミダを流したのはなぜかについて、おばあさんの気持ちを考えながら考えました。
「悲しかったんだ」と言う考えが最初に発表されましたが、「ナミダにもいろいろあって、うれしかったからうれし涙では?」という考えが発表されました。そこから話し合いがどんどんと深まっていき、「こんなお手紙をもらえて、感動して涙が出た」「温かい気持ちになって、うれしすぎで涙が出た」など、おばあさんが、6年生のお友だちから手紙をもらった時の状況や気持ちを考えながら話し合うことができました。子どもたちの話し合いは、さらに深まりや広まりをみせ、「二人のやりとりの中でいろいろな気持ちがあったことや喜びや感動の気持ちがあった」ということも考えることができました。
最後に、自分たちが取り組んだ「ジャックのまめのきを実らせよう」という企画委員会主催の人権の日の取組とつなげて、お互いが温かい言葉や気持ちを伝え合う「やりとり」の良さを考えていくことができました。
相手の立場や気持ちに立つことは難しいけれど、相手の状況等を慮りながら、やりとりをしていくことでお互いにとってうれしい状況や結論が得られることに子どもたちが気付き、「思いやることのよさ」「思いやり合うことの美しさ」を大切にしようとする姿勢が高まっていくことを期待しています。現在の社会では、時に「相手を打ち負かそう!」という気持ちが強くなったり、前面に出すぎてトラブルになったり、一方的に相手を傷つけることになったりする傾向がよく見られるようになっているように感じます。慮るという簡単ではないことができるようになっていくと、こうした社会の傾向が変わってくるかもしれません。うちの学校の子どもたちが未来や社会を変える担い手となっていくことだろうと密かに楽しみにしています。
今日のメニューは、レーズンパン、大根としめじのスープ、カレーフライドチキン、豆とレンコンのサラダ、牛乳でした。今日は、レーズンパンを取り上げます。学校でパンが提供されることが少なくなり、今は、ご飯が中心です。昔はパンの提供日の方が多く、ご飯が少なかったのでいろいろな種類のパンが提供されていましたが、最近はその種類が減っているように思えます。昔は、レーズンパンだけではなく、パインパンも、もちろんみんなが大好きな揚げパンも、けっこうな頻度で提供されていたように思います。揚げパンは手がべたべたになるし、ちょっと甘すぎるような気もしていましたが、今はとても懐かしく美味しく思うので、「もっと出てほしい」と願う一品です。
今日のレーズンパンは、柔らかくて、レーズンがふんだんに入っていて、食べ応えがありました。多くの子どもたちも大好きなようで、レーズンの味を確かめつつ、バクバクと噛り付いていました。レーズンを一粒ずつほじくって食べる子もいますし、大きなお口でバクっと食べる子もいます。人それぞれの食べ方で楽しめばよいのであって食べ方にオーダーは入れませんが、中には「パンの表面の偶然の配列でしかないレーズン並び方」を見ては、「人の顔みたいだ」と大喜びの子もありました。(かくいう私も子どもの頃には結構そんな点で喜んでいた一人です)
食べてよし、眺めてよし…レーズンパンの楽しみ方もバリエーションに富んでいていいですねぇ。早く、給食の味や食感、その他を、みんなでワイワイと楽しみながら食べることができる日が来るといいですね。