4歳児なつめ組

今週の1場面 なつめ組(4歳児)

10月7日(木)
 もうすぐ、親子ふれあいフェスティバル!戸外で、夏のような暑さを感じながら、体を動かして遊んだり、体操を楽しんだりしています。しかし、初秋の知らせが園庭にも…。
 2学期に入り、ウサギ小屋横のザクロの木に実がなっていることに気付いていた子供たち。時折気に掛け、「あれ(ザクロ)って、何だか食べれそう!」「食べたい!」「でも、まだ緑色だな…。(果実が青い)」と話していました。園務員さんに、果実がどうなったら食べ頃なのかを尋ね、まだか、まだかと待っていました。
 そして、ついに今日、ザクロの実が赤くなり、実の先端が裂けていました。収穫のサインです!
 園務員さんの力を借りながら、念願のザクロを収穫でき、大興奮です。すぐに全部食べたい気持ちを少し我慢し、友達に、「なつめさーん!ちょっと来て―‼」「見て!これがザクロだよ!」「ほら、きれいな赤だよ。」「一緒に食べよう!」と、園内中を大きな声で回ります。

 みんなで、みずみずしいザクロを味わうと、爽やかな甘みや酸味が美味しい!食べてみることで、食感や味の他にも、たくさんのきれいな小さな実の中に1つ1つ種が入っていることにも気付きました。


 1つのザクロの中には、たくさんの粒が詰まっており、「幼稚園にいる他の人にも…。」と声を掛けると、「こあらさん、たいようさんに渡したい!」「先生たちの部屋にも、園長先生とか、園務員さんとかいる!」「みんなで届けたい!」という声が聞かれました。中には、なつめ組の隣にある、「支援教室の先生にも分けてあげたい♡」と話す子が。心の優しさが素敵です。恥ずかしい気持ちを感じながらも、「幼稚園で採れました。食べてね。」と届けにいきました。

自分たちだけで食べて終わるのではなく、色んな人に喜んでもらえたことで、周りの様々な人と、うれしい気持ち、温かい気持ち等を共有する心地よさを感じたのではないかと思います。