5歳児たいよう組

今週の1場面 たいよう組(5歳児)

4月18日(木)

「花より団子」という言葉がありますが、たいよう組は、「花より生き物」ですね。

スズメノテッポウを吹いたり、ナズナを鳴らしたり、タンポポの指輪を作って遊んだりしていましたが、れんげ畑当日は、生き物捕まえに夢中でした。

見つけた宝物を大切そうに家に持ち帰り、また一緒に登園してくる子たちも多く見られました。”一生懸命捕まえた””お家の人に見せたい””かわいい””もっと一緒にいたい””死んでほしくない”などのそれぞれの思いがあるからですね。

ご家庭で、園での出来事を話題にしたり、子どもたちの疑問に一緒に考えたりしてくださったことが伝わってきました。

 

捕まえた虫をじっと見る姿があったので、大きく見える「マイクロスコープ」があることを知らせると、「あれね。」「いいね~。」と賛同し、(昨年、氷を見たことを思い出し)大事な大事なゴミムシを覗き込みます。

なかなかピントが合わず順番に何度も行っていると、「あれ?羽根が出てきた!」「え!?脱皮したんじゃない??」と、嬉しそうな声が響き渡ります。(実際は、前羽が取れてしまい…後で気付いて申し訳なさそうにしていました。)

好奇心が高まり、観察が続く中、「えー黒じゃない!緑じゃん」と自分の目で見えている世界との違いを知ったり、「え?これって、牙じゃない?」と、部分的に注目して見ようとしたり、「何で毛がいっぱいあるの?人間になりたいのかな?」「そんなにいらないよね(笑)」と、自分と比べて想像したりするなど、普段は見えにくい部分がくっきり見えることで、心が動き、驚きや新たな発見がたくさんありました。「テントウムシはどうなってるんだろう…」「探してこようよ!」子どもたちの”さらなる知りたい”が広がっていく予感を感じています。

 

鬼ごっこやドッジボール、砂場でのダイナミックな遊びの後は、砂場の前で、団子やケーキなどを作って、乗り物に乗って遊んでいる子たちが、買ったり、食べたりして遊んでいます。

作っている中で、自分なりの”可愛くしたい”思いから、花を添えたり、クリームに色をつけてかけたりして工夫する姿が見られますね。

トロトロのクリームをかけると、いつもより本物に似たケーキに!!

そんな”友達のように作りたい”思いが伝わり、たいよう組にパティシエ見習いが増えています。