4歳児なつめ組

今週の1場面 なつめ組(4歳児)

12月16日(木)

 「バリバンバ遊び、しよう!」と、子どもたちから誘われました。

 聞きなれない言葉に、「え⁉ もう一回言ってくれない?」と慌てて聞き返す大人です。

 「だから、バリバンバだって!」と言われても、やっぱり大人はピンときません…。でも、最初に遊んでいた子どもたちは、ルールを共有しているようでした。

 

 後から、「いーれーてー!」と入ってきた友達と一緒に、「どういう遊びなの?」と尋ねてみました。

 「えっとねー、鬼が、よーいスタート!って言うの。」「それから、“あ”って言ったり、“あー”って言ったりする人がいて、“あ”って聞こえたら止まらなきゃいけないの。」などと、一生懸命に話していました。

 聞いていた友達は、「そういうことね!わかった!やりたい!」とスタート位置に着きます。

 “だるまさんが転んだ”のようなルールでした。

 鬼は、隣にいる“あ”と言う役人の声が聞こえたら振り向いて、動いている人はいないか、よーく見ます。鬼の隣にいる、応援マン役の人も一緒に見ます。

 「あー‼先生、動いた!」と、すぐにつかまってしまう大人ですが、子どもたちは、どんな体勢でも、少しも動きません。

 そこへ、こあら組の先生がやってきました。「なんの遊びをしているの?」

 子どもたちは、再度、ルールの説明を一生懸命に話します。友達の話を聞いて、周りの子がルール説明を付け足して話しながら、みんなの力を合わせることで、子どもたちが作ったオリジナルルールを伝えられました。

 自分たちで、こうしよう!これ、おもしろそう!と新しい遊びを考えたり、周りの人に自分たちが遊んでいるルールが何とか伝わるようにと話したり、友達の話を一生懸命に聞いたりして、ルールをおおよそ共通理解して、「いいね!」「私もやってみたい!」と一緒に遊ぶ姿が見られるようになってきた、なつめ組です。