学校行事

子どものすがた 今のすがたへの愛おしさ

今日は、子どものすがたが手渡されます。昔でいう通知表ですね。担任の先生が一人一人の子どもに、声を掛けつつ手渡しました。そういえば昔、通知表をもらうときにドキドキしたけれど、子どもたちはどんな気持ちで受け取るのかな?私と同じようにドキドキしているのかな?

子どものすがたを手渡すにあたり、今朝は全校放送で子どものすがたについて話す場がありました。私が子どもたちに伝えたことは大きく次の2点です。

1点目は「〇や△について自分で考えてみること」です。

どうして〇なのか、△なのか。自分の考えていたものと同じだったのか、違っていたのか。先生たちは、自分のどのすがたをみてくれたのだろうか…○とか△の一文字には考える余地がいっぱいあります。「あぁ先生たちは、私のこんなところをみてくれていたんだ」と振り返っていくことは次の成長に必ずつながります。評価に目をとめ、過程を考える。そういうサイクルをもっていることも次への成長につながる大切なことだと思います。

2点目は「今のすがたをお家の方は丸ごと大切に思っている」ということです。

私も小学校で6枚、中学校で3枚、そして高等学校で3枚。合計12枚のいわゆる通知表をもらっています。さらに大学の時のものもあります。それらをすべて私の母は今でももってくれています。私の通知表に付いている評価、先生からのコメント、そういうものすべてが母にとっては大切であり、その時の愛おしいすがたを残したものだったようです。母の箪笥の引き出しの中にしっかりと残っています。私は今見るのは恥ずかしいのですが、母にとってはとても大切なもののようです。今の自分のすがた、成長のすがたとして、自分とお家の方で大切にしてくださいね。

今日のお昼の放送では、前期の締めくくりにふさわしい話題を!と思い、焼きそば(焼きそばパン)について話しました。焼きそばパンを検索してみると、日本独自のもので、1950年代に生まれたもののようです。生まれた理由はいろいろとあるようですが、「コッペパンと焼きそばの両方を販売していたお店のお客さんが別々に食べるのがめんどくさくなって、『はさんで!お願い』とお店にお願いした」のが有力だとか有力でないとか…怪しい説ですが、あるあるのような気もします。

しかし最初に「めんどうなので」といった人は、その一言が後の世の中にこれほどまで影響を与えるとは思いもしなかったでしょうね。

焼きそばパンは、日本の学園もののアニメーションでしばしば出てくることもあって、海外でもかなり知れ渡っているようです。めんどくさがりの人のちょっとした発想に感謝。そして、ちょっとしたことでも大きな影響を与えることについて改めて考えていきたいと思います。

はさみ方は、コッペパンの長軸方向と平行な切れ目を一本入れて、パンをv字型に開いてはさむのが一般的だそうです。よくもまぁ、こんなにめんどくさい説明を考えるものだと感心しますが、単純に「真ん中で割る。焼きそばをはなむ」という表現ではだめですかねぇ。まぁ、私のようにコッペパンの真ん中をくり抜いて必死になって、焼きそばをねじ入れるような輩もいるので、正確な説明も必要なのでしょうね。

 

今日の給食は、小型パン(コッペパン)、やきそば、厚揚げともやしの炒め物、豆乳杏仁豆腐、牛乳でした。ごちそうさまでした。