5年生 学校行事

必殺の技!半返し縫い

5年生がミシンの操作に挑戦しました。どうやらマイエプロンを製作する学習に入ったようです。今日は初めてのミシンの操作学習でした。

まずはミシンの基本的な操作から。電源を入れたり、ミシンの動き方を学んだり、ペダルを踏んでみたり…

続いてミシン針を付けるという難しいミッションに。ミシン針は大きいので怖がる子もいましたが、ペアで針の向きを確認しながらセットオン!

いよいよ練習用の布をセットしてミシンを動かします。真っ直ぐ布を動かすことがかなり難しいようで、なかなか一直線にはいきません。蛇行しつつ、お手本線をはみ出しつつ、ゆっくりと安全運転に心がけてミシンを動かします。この時のペダル踏みもなかなか難しく、急に速くなったり、ちっとも進まなかったりと悪戦苦闘しつつ、ペダル踏もの技を習得していきました。

何度かの練習を経て、多少自信が付いたところで、いよいよ今日学ぶ最高級の技「反返し縫い」に入ります。先生の説明を聞いて、縫ったところが丈夫になるなど、マイエプロンの性能・品質向上に大きく貢献する技だと分かると、習得への意欲が一気に高まります。右手で半返しスイッチを押し、左手だけで布を動かして一直線に縫っていく。四苦八苦しつつも向上心を維持してみんな頑張りました。

作業的な活動が入ってくると子どもたちに意欲がグンと上がりますが、やはり体験を伴う学習は子どもたちの学習姿勢を高めます。座学と動学がちょうど良い塩梅で取り入れられた学習は小学校ではとても重要です。今日は意欲を高め、持続させ、次々に学習内容をものにしていくことができました。今日の学習姿勢から、子どもたちは習得した最高級の技!半返し縫いなどを巧みに使って、マイエプロンを納得がいくように創ることができると思いました。完成した時のうれしそうな顔を見ることが楽しみです。

今日の給食は、ごはん、田舎汁、サバの味噌煮、小松菜と干し柿のお浸し、牛乳でした。

干し柿は富有柿を使っているなど、ふるさとの食材がふんだんに使われていました。干し柿(柿)は好き嫌いがわかれる食べ物のように思いますが、私は子どもの頃は苦手でしたが今は大好きです。あの自然な甘さが好きです。

「柿の甘さが人々の求める甘さの基準だった」という話を聞いたことがあります。砂糖などお菓子に使われるような甘味料がなかった頃の「甘いもの」といえば柿だったようです。熟しすぎた柿の甘さはちょっと「甘すぎ」で得意ではありませんが、程よい甘さと言う点で柿は最高ですね。年齢を重ねるほどに洋菓子の甘さよりも和菓子の甘さを好むようになってきましたが、いろいろとある甘さを子どもたちも楽しめるようになっていくことでしょう。

※干し柿を入れたお浸しもとても美味でした。しかしまだまだ子どもたちの甘味を味わい尽くす力は発展途上のようで、食べながらも「どれどれ?どれが柿?」とのことでしたので今後に期待しましょう。