4年生 学校行事

ハレの裏側 

2階ワークスペースに突如現れた美しきオブジェ(巨大な展示物)。

「いったいなんだろう?」

近づいて見てみると、それは「二分の一成人式に係るオブジェ:光のさしこむ絵」でした。

4年生の子どもたちが頑張って制作したもののようです。一人一人がていねいに頑張って作ったものを集合させた大きなオブジェができあがっています。一つ一つが丁寧につくられているうえ、統一感があり、「巨大造形物」に見えます。力を合わせて頑張ったなぁ。

「さて、どのようにして組みあがっているのかな?」と裏面に回ってみました。作品の裏側は、

じゃーん  こんな感じです。

しっかりとくっつくように、簡単に壊れることがないように…しっかりと補強され、固定されています。正面から見た「ハレバレ」とした姿の裏側は「かなりの苦労が偲ばれるもの」になっています。これまた頑張ったなと思いました。

二分の一成人式の時に、4年生の子どもたちは一人一人が自分の将来の夢を語り、その夢の実現のためにどうするかを調べてまとめたものを保護者の方の前でプレゼンを使って発表しました。堂々たる発表でした。しっかり練られたプレゼンでした。

しかし、その裏には将来の夢や職業に係る調べ学習があり、その学習のまとめがあり、それをどのように発表するかという構成の工夫等があり、(子どもたちの言葉を借りるならば)かまずに発表するための練習があり、クラスの友だちやお家の方へわかりやすく伝えるための発表の校正があり…裏側ではしっかりと準備し改善を加えて頑張ってきています。「ハレバレ」とした(発表の)姿の裏側は「かなりの苦労が偲ばれるもの」になっています。

このオブジェの裏側のように、発表というハレの裏側で頑張った子どもたちに大いに拍手。そしてその裏側の努力にも、子どもたち自身が自信を持ってほしい。表の素晴らしさプラス裏側の地道さもどちらも自信に繋がる大切なものです。あなたたちは夢の実現に向けて、十分に努力をしていますよ。すでにしっかりとスタートを切っていますよ!

※今、4年生の子どもたちは自分たちの将来の夢のプレゼンをお昼の放送を使って全校のお友だちに発表しています。これまでの「裏側での準備」が十分に生きているので、みんなしっかりと伝えることができています。力を付けていますね。