卒業式が終わりました。13名の卒業生が巣立っていきました。
数年ぶりに合唱を聴くことができました。また、お別れの言葉を6年生全員で聞かせてくれました。以前の卒業式に少し戻ってきたように思います。
一人一人が感じたこと、思ったことは違いがあると思いますので、6年生の言葉としてまとめることは難しかったかと思います。自分としての思いを胸に巣立ち、その思いを今後にどう活かそうとするか。小学校での一人一人への出口の指導がどうであったのか、私たちの指導が問われるところです。
卒業生への祝電の中に、以下のようなメッセージがありました。
「一人ひとりが価値ある大切な存在」
「あなたには価値がある」
「なぜなら一人ひとりに人生の目的がある」
「人生の目的をつかみ、達成するために、私たちは学ぶのです」
人生の目的に有無に関わらず、一人ひとりに価値はあり、尊重されるべき存在だと私は思います。人生の目的という大きな目的を持つことは難しいでしょうが、ささやかでも、小さな願いをかなえていくことができるよう、今日を歩んでほしいです。
前進し続けることは難しい。上り続けることは難しい。つまづくことも、堕ちることもある。その中で迷い悩み、自分を発見することができる。そして、人生の目的をもつこともある。坂口安吾さんの堕落論を読んだときに私はそう感じました。もがきながら、苦しみながら僅かでも進んでいるならばいいじゃないか。気楽に生きていくことも大切ではないかと思います。
フレーフレー卒業生!みなさんのこれからに幸あれ!
※式典中に写真を撮影するわけにはいかないので、本日の卒業式の様子は、昨日のホームページをみて、各自で卒業生が存在するイメージで思い描いてくださいね。
仰げば尊し わが師の恩
最近は、卒業式で「仰げば尊し」を聞くことはなくなりましたねぇ。恩を着せるつもりはないけれど、あの歌が聞けないのは寂しいものです。友だちと同じように一緒に過ごした先生たちへの思いを感じるよい歌だと思うのですが、時代の流れと共に子どもたちの夢や将来、希望などをテーマとした曲に卒業式の歌もシフトしていきましたね。また卒業式で歌う、聴く曲数も減っていきましたね。式の簡素化という視点からだと思いますし、ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあるのでしょうが、式典の短縮化が求められています。時間の長さが=内容の濃さではないとは思いますが、過度の短縮化によって失ったものも多いように思います。
※入学式では、保護者の方の参加制限やマスクの着用等規制は緩和されます。昨日、市教育委員会から通知がありました。これまでが学校にも少しずつ戻ってきますね。