6年生のますみ学習(総合的な学習の時間)の題材は、「常磐の防災」です。
27日(火)5時間目、6年生は「みんなの命を守るためにできること」を提案しました。
当初は15日(木)の授業参観時を予定していましたが、学級閉鎖のため延期に。
にもかかわらず、多くの保護者の皆様に、お集まりいただきました。
「命を守るためにできること」を18の視点から、1チーム(3分以内)でロイロノートを活用して伝えました。
① 防災バックの中身に入れておくとよいものは15個ある!季節によって変わることや、準備したらそれを持って「防災散歩」や「定期点検」する必要性を。
② 常磐の各地にある避難場所は、災害によって異なること。地震の時はよいが、水害の時には来てはいけない避難場所もあること。
③ 椿洞地域ののハザードマップを見て気を付けたいこと。逃げる場所だけでなく、通り道にも気を付けることを。
④ 大正地域のハザードマップを見て気を付けたいこと。伊自良川に近いため、特に水害に気を付けることを。
⑤ 下城田寺地域のハザードマップを見て気を付けたいこと。鳥羽川に近いため、特に水害に気を付けることを。
⑥ 地震時の避難の際に気を付けること。
⑦ 家の中で地震に遭った際に気を付けること。物が多いキッチンからの脱出。閉じ込められる危険性の高いトイレの個室からの脱出。ダンゴムシのポーズを簡単にしていけないこと。
⑧ 家具の固定の仕方にもさまざまな種類があること。ガラスシールを貼る意味や、家具の配置の工夫。冷蔵庫の固定や食器棚の連結など。
➈ 中野地域のハザードマップを見て気を付けたいこと。避難場所と避難所。
➉ 上土居地域のハザードマップを見て気を付けたいこと。商業施設や公共施設の活用。
⑪ 大雨の時に気を付けること。水害発生が予測される際のお年寄りや子どもの避難方法。
⑫ 避難先で使えるものと使えないもの。情報収集に役立つもの。
⑬ 防災バックに入れておくとよい服。新聞紙やビニル袋で作るはきもの。
⑭ 水害発生が予測される際の服装は、明るい色目で。長靴はよくないこと。
⑮ 食べる人に応じた非常食。赤ちゃんのための非常食。お年寄りのための非常食。
⑯ 避難所での体温の保ち方など。
⑰ そこにあるものを工夫して使うアイデア。懐中電灯を使った照明、防寒着としての新聞紙の活用、ろ過の仕方、空き缶を使ったコンロ、ポリ袋の活用方法など。
⑱ 被災時のけがへの応急手当。うで、ゆび、足を骨折したら。止血したいとき。火傷したら。衛生用品が不足する中でどんな工夫ができるか。
たいへんボリュームのある内容で、保護者の方からも「聞いてよかった」「勉強になりました」という感想が聞かれました。
また。校長先生からは「『願い』をもった理由を伝えよう」「何から調べたのか、出典を明確にするなど『情報の確かさ』にこだわろう」というアドバイスがありました。
防災の専門家を育てることが目標ではありません。
願いをもち、仲間と力を合わせて確かな情報を集め、できることを考える。
この学びの過程を体験できたことこそ、意味があると考えています。