8日(金)13時18分、掃除の時間です。
シェイクアウトから、個別避難する命を守る訓練を実施しました。
2月に続き、事前通知なし。今回も学校職員に伝えられていません。
いつものように掃除をしていたら、緊急地震速報が流れます。
続いて大地震の音声。
掃除の時間ですから、近くに頼りになる先生はいません。
その状況で落ちてくるもの・倒れてくるもの・動いてくるものを確かめ、5秒でポジショニングします。
前回に引き続いて、
・パーカーで頭をガラスから守る子。
・廊下の机に頭だけ入れて守ろうとする子。
・ホワイトボードで頭を守ろうとする子。
頭を守ろうと工夫してから、ダンゴムシになっている姿がありました。
・1階の通路では、怖がる1年生を覆いかぶさって守ろうとしている6年生の姿も。
怖がっている1年生の様子を見て、思わず行動したそうです。
続いて、運動場への避難指示が流れました。
これまでの訓練では、教員の指示の下で避難しました。
ところが、掃除の時間ですから一人ひとりですし、いつもの避難経路ではありません。
どこを通って運動場に出るのかを自分で考え、決めなくてはなくてはなりません。
子どもたちが集中する児童玄関に掃除道具が置いてあったり、砂落としの枠が外してあったりと、見守る学校職員にとってもドキリとすることもありましたが、全員が無事に避難することができました。
校長先生からは、
・すぐにダンゴムシになってはいけないこと。
・屋根瓦が落ちてきたり、電柱が倒れてきたり、車に轢かれてしまうことがあること。
・ふだんから真剣に取り組み、自分で考えること。
などのお話がありました。
訓練後の1年生の教室では、「屋根瓦って何?」という質問もありましたが大切なことは伝わったようです。
たかが1分間、されど1分間。
毎月1分間の訓練成果を実感した命を守る訓練となりました。