学校ニュース

(11月20日)大切な笑顔を守るために

朝、雨が降りました。空を見上げるときれいな虹が出ていました。ステキな一日、一週間のスタートを表しているようです。

今朝は、もえぎの時間から1時間目にかけて「全校道徳」が行われました。『わたしのせいじゃない』という絵本を人権主任が読み上げ、その内容について、各学級で道徳の授業を行いました。

この絵本は、教室で泣いている男の子が1人登場し、「どうして泣いているのでしょう」という問いかけで始まります。教室にいる他の子どもたちは、「見ていないから知らない。」「1人ではとめられなかった。」「私が始めたわけじゃない。」などの理由から「わたしのせいじゃない。」と主張します。じゃあ、「だれのせいなのでしょう?」

「いじめはやってはいけないこと」「いじめは許されないこと」ということは誰もが知っていることです。でも、実際にいじめに遭遇してしまったときに、すぐに「だめだよ。」と言いにくいのはどうしてか・・・。みんながやっているから、自分には関係ないから、自分がされるかもしれないからなど、いろいろな思いがあります。思いを出し合うことで、誰にも「だめだとわかっているけどなかなか止めるための行動ができない。」という弱さがあることを共有しました。それを知った上で、自分には何ができるのかと考え、「大人に相談する。」「1人じゃできないから仲間に助けを求める。」など、どのように行動するのか方向性をもつことができきたようです。

元気タイム。運動場にはたくさんの笑顔がありました。どの笑顔も大切な笑顔です。この笑顔が、1つでも消えないようにと願うばかりです。