学校行事

一日消防団員!一日水防団員!

今日は、低学年が地域の消防団の方から学び、高学年が地域の水防団の方から学び、地域の安全を守る仕事についての学習を深めました。消防団の方も、水防団の方も、朝早くから来校し張り切って準備してくださったので、子どもたちが「実際に経験して」学習を深めることができました。

消防団の学習には、消防車が4台も登場し、実際の消火活動を経験しました。最初は、体育館で消防団の活動についてお聞きして、屋内用の消火器を使った消火訓練を全員が行いました。

「火災発見」「119番に通報してください」「わかりました」「これより消火活動に入ります」など、まるで消防団の方になったかのような感じで、消火活動をしました。

次に、屋外に出て消防車とつないだ消防ホースを使用した本格的な消火活動に挑戦しました。消防団員の方が、グランドに設置された貯水槽と消防車、消火ホースをつなぎ準備をしてくださいました。この消火活動も消防団の方と一緒に一人一人の子どもが消火ホースをもって行いました。ヘルメットをかぶり、用水路に向けて「シャーっ」と放水する姿は、とても勇ましかったです。

途中で、消火ホースの裂け目から大量の水がぴゅーっと飛び出すハプニングがありました。放水筒の先から出る水の水流がみるみるうちに勢いを失いました。子どもたちは「大丈夫かな?」「火事がとめられないよ」など、消防団員のような気持ちで話していました。

消火ホースを交換し、放水したところ、水は勢いよく出るようになりました。それを見た子どもたちからは、「よかった。これで大丈夫」「本番じゃなくてよかったね」などの感想が聞かれました。冷静に見て、冷静に考えているなぁと感心してしまいました。

消防団の皆様、暑い中、防火服を着ての実演と子どもたちへの指導など、本当にありがとうございました。

高学年の水防学習は、まず「水防団の活動」を学びました。暑さ対策のため、まずは各教室でオンライン学習です。水防団長さんから「岐阜市の水害の状況」「水害から生活を守る」ことなどについて、DVDを視聴しながら、お話を聞きながら学びました。岐阜市はこれまでに幾度となく大きな水害の被害を受けています。真剣に水害の状況や怖さを学ぶ子どもたちの姿勢がとてもよいと思いました。

その後、学校の北部駐車場に移動し、土嚢づくりや土嚢を積んでの防水対策などの様子を見学しました。日ごろから集団で訓練されている水防団員の皆さんの組織的な動き、的確な指示や指示を受けた動き、その活動の素早さなどを実際に目にして「水害時における組織的な対応」の重要性を学ぶことができたと思います。

みんなで土嚢を運んでみました。重さが一袋30キログラムもあります。4年生の子どもたち一人分ほどの重さがあるかもしれません。二人一組になって、10メートルほどの距離を運びました。この土嚢は、水防団員の皆さんが朝早くから砂入れをして作ってくださったものです。破れてしまうことがないよう、縛っている綱が切れてしまうことのないよう、二人がかりで運びました。短い距離を運ぶだけでしたが、実際に運んでみて、その重さにびっくりする子どもが多かったようです。見て学ぶだけではなく、実際にやってみて学ぶこともやはり大切です。よい経験をさせていただきました。

今日は、地域の消防団、水防団の方がとてもたくさん来校してくださり、一人一人に丁寧に、教えてくださいました。改めて、地域の方のご協力に感謝するとともに、こうした組織での活動が方県の地域をしっかりと支えてくださっていることを実感しました。自分たちの地域のことを自分たちで守り、作っていくという方県地域の方々の気持ちに触れることができた一日でした。今日は、みんなが一日消防団員、一日水防団員になることができました。地域の一員としての自覚を「もつ」「育む」良い機会になったと思います。

今日は、保護者の方によるグランドの草抜きボランティアが行われました。たくさんの保護者の方が来てくださり、暑い中(もちろん熱中症に十分に気を付けながら)、みなさんでグランドに茂る草を抜いてくださいました。ありがとうございました。朝早くから、保護者の方が集まって下さり、どんどんボランティアの方が集まってせっせと草を抜いてくださったので、かなりグランドがきれいになりました。つるつるになるまで抜きたいと思います。また、草抜きボランティアを予定しておりますので、お時間がありましたらぜひご参加、ご協力をお願いいたします。